響「♪~♪~♪~(TRIAL DANCE)」

P「お、なんだ響 えらくご機嫌じゃないか」

響「そりゃそうでしょ!だってだって、動物園で収録なんて自分楽しみで仕方ないぞ!こんなに楽しみな収録も久しぶりさー!」

P「そうかそうか、喜んでくれて俺も嬉しいよ」

響「ところで何で真も一緒なの?で、何で真はカメラ構えてるの?」

真「えっ!?い、いやぁ、それは・・・」

P「ほら、ウチの事務所、金無いからさ・・・できる限り経費節約出来るところは節約って事で」

響「へー、思ったより大変そうだなー」

真「ま、まあボクに気にせず響は動物のリポートしてよ!ね?」

響「分かったさー!自分が今に専属カメラマンが来る余裕ができるくらいに頑張るから見ててよね!!」

P・真「(ええ子や・・・ええ子やけどチョロいわ・・・)」

真「(ていうか響に本当の事言わなくてもいいんですか?プロデューサー)」

P「(俺も"あいつ"に口止めされてるからなぁ。下手に言ったら俺がどうなるか分からん)」

真「(まあそうなりますよね・・・にしてもこんなに意気揚々と動物リポートする気なのに)」

P「(リポートするのは多分違うものになるけどな)」

真「(やめてあげましょうよ)」



動物園入口へ着いたP、響、真の3人



響「よーし!早速リポートだー!」

P「こらこら響、いきなり走ったら危ないぞー」

響「ほらー!プロデューサーと真も早く来てよー!」


響「さーて、何の動物から見ようかなー・・・って春香?」

春香「あ!もー響ちゃん遅いよー もう待ちくたびれちゃったよー」

響「え?えっ?どういう事」

P「悪い悪い春香、待たせちゃって」

真「意外と途中の道が混んでてさ、3連休だしね」

響「え?えっ?」

P「どうした響?そんな不思議そうな顔して?」

響「いやちょっと整理させて欲しいさー まず何で春香がここに居るの?」

春香「え?いや予定通りだけど?」

響「えっ?」

春香「えっ?」

響「あ、分かった、春香も一緒に動物レポートしに来たのかー、なんだなんだそういう事かー」

春香「え?私は動物レポートしに来た訳じゃないよ?響ちゃん?」

響「え?」

春香「というかそもそも響ちゃんもここに動物レポートしに来た訳じゃないよ?」

響「え?いや、だってプロデューサーが」

P「?・。・?」

響「その何も知らないって顔やめてよ!え?何動物レポートしに来た訳じゃないってどういう事なのさ!!」

P「じゃあ、まあそろそろね、本当の事を」

真「誰が言います?」

春香「そういう時はじゃんけんですよ、じゃんけん」

3人「サイショハグー ジャンケンホイ」

春香 パー  P チョキ  真 チョキ

春香「あっちゃー私かーのヮの」

P「(今この役やりたいが為に後出ししたよな・・・)」

真「(しましたね・・・)」




春香「という事でね、響ちゃん」

響「いやどこら辺がという事なのか教えて欲しい所なんだけど・・・」

春香「ごめんね、ごめんね響ちゃん 騙しちゃった・・・www」

響「え?あ、ぅうん・・・え?えっ?」

春香「あのね、動物レポート無いのwwwレポートしないのwwwww」

響「・・・ふぇ?」

春香「これから、私と響ちゃんと真とプロデューサーさんは、あてのない旅に出ますwww」

響「ちょっと待ってちょっと待って」

春香「という事で早速旅の説m」

響「いやだからちょっと待って」

春香「?」

響「え?もうここ終わりなの?え?本当に?」

P「そうだよ?」

響「何当たり前の様に返事してるんだよ!!え?終わりなのか?動物は?動物レポートは?」

P「だから無いって・・・wwwwww」

響「あと”あてのない旅”って言ったけど、え?旅?」

P「うん、これからね、僕たち4人は旅をします」

真「ついでに言うと動物レポートは最初から予定に入っていませんでした」

響「」

春香「さて!今回の旅ですが非常に重要な役目を持つのがこちらです!!」



明治サイコロキャラメル(白)「やぁ」



春香「そしてこちらのフリップ!!」



サイコロ行き先フリップ「よお」



春香「さて知っている方はもうお察しだと思います!」

春香「今回の旅は・・・"祝!765プロ旅番組デビュースペシャル!サイコロの旅編”ですよ!」

P・真「パチパチパチパチパチパチ(拍手)」

春香「という事で響ちゃん!今日から3日間よろしくね!」

響「ぇ?ぁ、ああ、うん・・・」

春香「大丈夫響ちゃん?顔色悪い気がするけど」

響「誰のせいだと思ってるさー、とりあえず飲み込めたけどはるばる名古屋まで来て動物レポートなんてのは最初から自分を釣る為の餌でー」

春香「うん」

響「んで、自分たちはこれから訳の分からない旅に出ると」

春香「そうなるね」

響「そうなるねじゃないだろ!!!!なんでわざわざここまで来てこうなるんだよ!!!おかしいだろ!!!ちょっと前の期待返してよ!!!!!」

春香「だからwwwwごめんってwwwwww」

響「笑うなー!!!全然謝られてる気にならないぞ!!!!!」

P「まあまあ響wwwwwこうなっちゃったからにはしょうがないからさwwwwwwwね?wwwww」

響「そもそもプロデューサーも止めろよ!!!!そのくらいの力はあるだろ!!!!(首絞め」

P「苦しい苦しいwwwwwwwごめんってwwwwwwあのごめんなさい本当にごめんなさいそろそろ本当に苦しいです」





春香「さて、改めて響ちゃん、これ(サイコロ・フリップ)なんだと思う?」

響「あ?」

春香「やさぐれないでよ・・・www」

響「サイコロキャラメルと、そっちはなんだ?フリップ?」

春香「お、正解 じゃあその枠の中に書いてある文字を読んで貰っていいかな?」

響「嫌って返事してもいいか?」

春香「ほら、進まないから早く早く」

響「もー・・・えっと、"祝!765プロ旅番組デビュースペシャル!サイコロの旅編”?」

春香「ありがと」

響「サイコロの旅・・・?」

春香「という事でここはプロデューサーさん、お願いしますねっ」

P「よし、じゃあここからはこのサイコロの旅の説明をするぞ」

6つの選択肢が書かれたボードに現在地・現時点で乗車可能な交通機関と行き先をリストアップ。
どこに行くのかは運命のサイコロを振って決定。
出た目に書かれた行き先がたとえゴールである東京と逆方向であっても、そこに行かなければ次のサイコロは振れない。
つまり、交通機関があるかぎり東京にゴールするまでは常に移動し続けるという超過酷な企画なのだ。(ナレーション:P)

※ニコニコ大百科から転載


P「という事だ、分かったか?響?」

響「え?自分が行きたい所に行けるんじゃないの?」

P「んな訳ねぇだろ」

響「そんな当たり前の事のように言われても困るぞ・・・ていうか普通に東京に帰ろうよ!」

春香「いや折角名古屋まで来てるんだからね?何かやって帰らないと」

響「むしろ自分は何かをやるって聞いてここまで来た筈なんだけど」

春香「のヮの」

響「はぁー・・・どっちにせよもうこれやらないと帰れないんでしょー?・・・だったらさっさとやって帰るさー・・・」

春香「という事でまずスタート地点、名古屋での選択肢を見てみましょう!こちら!」

春香「1!即無条件ゴール!新幹線のぞみで東京!」
  
  「2!無条件ゴールその2!在来線東海道線で東京!」
  
  「3!諏訪湖見に行こ!L特急ワイドビューしなので長野!」
 
  「4!伊勢神宮へお参り!近鉄特急で伊勢市!」

  「5!反対方向だけどちょっと魅力?東海道線で京都!」
  
  「6!出ました地獄の深夜バス!青葉号!・・・あのプロデューサーさん、6だけ行き先書いてないんですけど」

[・ ]無条件即ゴール!新幹線のぞみ東京
[' .]無条件ゴールその2!在来線東海道線東京!
['・.]諏訪湖見に行こ!L特急ワイドビューしなので長野!
[: :]伊勢神宮へお参り!近鉄特急で伊勢市!
[:・:]反対方向だけどちょっと魅力?東海道線で京都!
[:::]出ました地獄の深夜バス!青葉号!

P「ああ、それでいいんだよ、行き先分かったら面白くないだろ」

春香「いやいやいや、他の選択肢で行き先出しといて何を言いますか」

P「さ!じゃあどちらから振りますか?運命の第1投を」

春香「あー、すごい雑に流されたー・・・じゃあ私から行っていいかな響ちゃん?」

響「いいけど何狙う気なんだー?」

春香「まあとりあえず1でしょ、私も早く帰りたいもん」

響「2でもいいぞ、帰れるんだからな」

春香「でも普通の電車で東京までって相当掛かるんじゃないかな・・・」

響「でも自分4とか5も行ってみたいなぁ」

春香「だよねぇ、私も行ったことないから伊勢神宮行ってみたいなぁ・・・」

響「とりあえず3とか6とか訳分かんない目以外ならまだ自分はいいぞ」

春香「分かった、3と6以外だね!」

P・真「(すげぇ目輝いてるよ)」

春香「それでは天海春香!記念すべき第1投行かせて頂きます!」


春香「何が出るかなっ♪何が出るかな♪それはサイコロ任せ、よっと!」










気分次第で続く。